3月17日(水)
農林水産省東北農政局福島拠点の小笠原毅輝地方参事官に御来校を賜り、「令和2年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」生産局長賞を授与いただきました。本来であれば農林水産省での受賞式となるところでしたが、コロナ禍で東京に行くことができないため、本校での授与となりました。
今回の受賞は、本校と産学連携協定を締結している(株)八芳園との共同受賞で、GAPの取組をとおした総合の人材育成に向けた取組が高く評価され、全国第2位相当の生産局長賞を受賞したものです。
小笠原地方参事官からは、審査員長からのコメントとともに、持続可能な農業の推進に向け、単純にシステム化するのではなく、自然の持つ強みや弱みを生かしながら工夫し、GAPの取組を推進してほしいなどと、本校への期待の言葉をいただきました。その後、生徒を代表して学友会長の渡辺琉楓さんが賞状の授与を受けました。
渡辺さんからは、次年度にむけてGAP認証の強みを利活用した取組として、今年度始めたGAP農産物輸出に向けた挑戦の継続や、GAP認証を生かした新たな商品開発などに取り組みたいという抱負が述べられたほか、今年度はコロナ禍で、八芳園とオンラインイベントに参加する程度で十分な連携ができなかったが、コロナ禍が終息したら様々な機会で連携していきたいという強い想いが述べられました。
今年度の岩瀬農業高校は、グローバルGAP認証品目数単独日本一、日本初となるJGAP畜産3部門同時取得など、様々な取組をとおして魅力ある教育活動を展開してきましたが、コロナ禍で八芳園との連携を始めとした県外での活動などが思うように進めることができませんでした。
一日も早くコロナが終息し、以前のように岩農生が各地で躍動することを願ってやみません。



2月25日(木)
岩農米輸出プロジェクトチームの生徒を対象に、第3回「商品開発の実例と今後の6次化商品の展望」と題し、株式会社GNS副社長、株式会社あきんど代表取締役の廣田拓也様を講師に迎え、講習会を開催しました。
今回の講習では、廣田様が実際に開発した6次化商品を手に取りながら、商品開発における失敗談や成功談、売れる商品と売れない商品の違いについて講習をしていただきました。その中で特に「商品に対する付加価値」が重要であることを参加した生徒に強調されていました。
参加した輸出プロジェクトメンバーは「岩農産6次化商品」の開発に向けてより一層意欲が湧いたようです。
これまで行った3回の講習会にご協力頂きました関係者の皆様に御礼申し上げます。

2月22日(金)
岩農米輸出プロジェクトチームメンバーが、県主催のイノベ成果報告会(オンライン開催)に参加しました。
今回の報告会では、プロジェクトチームが今年度取り組んだ、岩農米「福数多」の海外輸出に向けた成果を動画で発表しました。
参加したメンバーからは、他校での取組も大変参考になった、今後の活動にさらに意欲的に取り組みたいなどと感想がありました。


2月22日(金)
アグリビジネス科1年生の生徒が、イノベ人材育成事業の一環として、「会津中央乳業株式会社」と「道の駅あいづ」を見学しました。
会津中央乳業では、身近な食品の製造工程を知るとともに、製造現場で働く方々から直接話を聞くことができ、今後の進路や授業に役立つ時間となりました。
道の駅あいづでは、生産者と連携して農産物に付加価値をつけて販売する手法や、レストランでの食材提供など、地域の活性化に寄与する取組を見学することができ、6次化商品の開発に向けたヒントを得ることができました。


2月18日(木)
岩農米輸出プロジェクトチームの生徒を対象に、第2回「ブランディング~誰に何を伝えるの?~」と題し、第1回目に引き続きふくしま地域産業6次化サポートセンター事務局長の阿部尚俊様を講師に迎え講習会を開催しました。
今回の講習では、ブランディングをすることで岩瀬農業高校に対して顧客に商品・サービスに対して共通のイメージを持ってもらうことや、顧客の心の中に独自のポジションを築くことができること等を学ぶことができました。参加した生徒も、岩瀬農業高校が築いてきた歴史と伝統を商品開発に活かすことができればと考えているようでした。
今年度の最終回は2月25日(木)に実施予定です。

2月20日(土)
食品科学科2年の5名の生徒が、内閣官房オリパラ推進本部事務局主催「ホストタウンサミット2021」の「世界のおもてなし料理プロジェクト」に、郡山市とともに参加しました。

食品科学科は、前年度に開催された「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」にも郡山市と協力して参加しており、この時は本校のGAP食材と郡山市が消費拡大に注力する鯉のコラボによるメニューを考案してハンガリーの水泳選手をおもてなしし、事務局長賞を受賞しています。
令和元年11月19日 ハンガリー選手をおもてなし
今年度は、昨年秋から「世界の料理おもてなしプロジェクト」に参加し、前回同様にGAP食材と鯉を活用した料理づくりにチャレンジしました。これまで、数度のオンライン講習会への参加や、料理の試作を5回ほど行い準備してきました。
今回のメニューは「鯉♥が導く友情!ちらし寿司」と、「鯉もびっくり、さっぱりワンタンスープ」です。オリンピックのお祝いとしてちらし寿司とし、ハンガリーの国旗の色をパプリカで表現しました。また、滋養強壮に定評がある鯉を活用することにより、体力向上だけではなく、限界に挑戦する選手たちのストレスや体調管理にも手助けとなるメニューを作りたいと考えてきました。

コロナ禍の影響で今回のホストタウンサミットはオンライン開催となりましたが、郡山市国際政策課の皆様のお世話になり、全国の都市をオンラインでつなぎ、生徒たちが自分たちの思いを堂々と発表し、リアルタイムで調理を行いました。始まる前は緊張していましたが、いざ始まると自信を持って堂々と参加することができ、皆さんに大変喜んでいただきました。


今後、オリパラを契機にハンガリーの選手団との交流の場が設定されることがあれば、このおもてなし料理をお召し上がりいただきたいと思います。様々な御協力をくださいました、郡山市の皆様、八芳園の皆様を始め、多くの方々に感謝いたします。


2月18日(木)天候:雪
環境工学科造園専攻班は、イノベション人材育成事業の一環としてかねてから進めてきた福島空港の緑化計画(福島空港グリーンイノベーション)を実際に施工してきました。
あいにくの雪の中、学年末試験終了後に福島空港へ向かいました。リモートでの指示を受けながらの施工は、思うように進むことが出来ず時間がかかりました。


講師として羽田空港やセントレアなどの空港ビルの屋内緑化に実績のある株式会社グリーバル取締役・部長 石黒一弘 様からリモートによる講義を受け、さらに福島空港ビルの薄井課長よりあいさつをいただきました。その後、設計した図面に従い植物を配置していきました。人の導線や防火施設などに注意し、植物の向きを考え配置し、邪魔にならず景観が良くなるように配置してきました。


そして水を与え、椰子ガラで鉢を覆い完成しました。

最後に、福島空港ビルへ贈呈し空港緑化の施工を終了しました。

配置図は、下記の図面の通りですので、是非、福島空港でご覧ください。設計コンセプトなども掲載されています。

2月10日(水)
岩農米輸出プロジェクト-チーム生徒を対象に、第1回「マーケティング~売れる仕組みとは?~」と題し、ふくしま地域産業6次化サポートセンター事務局長の阿部尚俊様を講師にお迎えした講習会を開催しました。
今回の講習では、マーケティング(売れる仕組みづくり)をすることで商品が売れる可能性が高まることや、マーケティングを成功させるための考え方などについて学ぶことができました。
プロジェクトメンバーの生徒は、グローバルGAPを取得した岩農産の農産物を利用した6次化商品開発に向け、新たなチャレンジをしようという気持ちが膨らんだようでした。
年度中にあと2回の講習を予定しています。

2月12日
農林水産省から「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者が発表され、本校と株式会社八芳園が、GAP部門人材育成の部で、全国2席相当の「生産局長賞」を受賞することとなりました。
このコンクールは、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等表彰しているもので、GAP部門においては、GAPを取得し、かつ継続的なGAPの取組を通じて、持続可能性の確保や農業経営の改善等について顕著な成果を上げた農業者、農業団体及び教育機関等を対象としています。
詳しくは、下記農水省のホームページを御覧ください。
(外部リンク)農林水産省 令和2年度「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者を決定しました